上達は一輪車に乗れるようになることに似ている

一輪車

あなたは一輪車は乗れますか?
私は小学生の頃に流行って練習をして乗れるようになりました。

大人になった今も乗れるかは不安ですが。笑

書道の上達は一輪車に乗れるようになることに似ていると思います。

鉛筆を二輪車(自転車)とするなら筆や小筆、筆ペンは一輪車。

鉛筆は芯が固いので比較的自由にコントロールができますが筆は、毛先が柔らかいのでコントロールが難しいですね。
自転車は車輪が二つとハンドルがあり安定していますが、一輪車はハンドルもなく進むのにもかなりの慣れがいります。

ヘンテコな絵は一輪車のつもり
一輪車

小学生のころに流行った一輪車。私は当時1ヶ月以上練習しました。
練習というよりも友達と楽しく遊んでいたという感じですが。

その練習ですが、最初のうちはペダルが1回転もすればいい方で、1mくらいで進んでは転んでいました。
それが2週間もすると2~3m進むようになるんです。
そして1ヶ月近く経つと、時々10m以上進む時が出てくるんです。

そんな偶然が、数日すると10回に1回くらい出るようになってきて、ある瞬間からしっかり乗れるようになります。

書道の上達も一輪車に似ています。

鉛筆のような安定性はないので柔らかい毛先をコントロールすることに慣れるのがとても大変です。

新卒2年目の頃、当時勤めていた職場で初めて代筆した字はとても残念な字で…

書道師範のメンツにかけて絶対に書けるようになってやると一人で燃えていました。
というよりも、死活問題なので必死でした。笑

そうして、当時は賞状技法士養成講座に通い、小筆の練習をしながら並行して筆ペンの練習を重ねていきました。半年~1年くらいの頃に上手く書けるようになってきたなとやっと実感し始めた時は安心しましたし、うれしかったです。

私もそうでしたが最初は、手本のようには一切書けません。なのでたくさん練習をします。職場は筆ペンでしたので慣れる必要がありましたが、筆ペンは鉛筆とも違い、小筆とも違う全然違い新しい感覚でした。たくさん練習をして、やっと「感覚」が芽生えてきて、少しずつ書けるようになっていきました。

冒頭で今は一輪車に乗れるかは不安と書きましたが、一輪車は普段使わない筋肉を使うのでたぶん乗れないと思います。

自転車は1度乗れるようになると久しぶりでも乗れないというこはそうありませんよね。
鉛筆も久しぶりに書いて、多少下手にになるということはあっても筆ペンほどの差はないと思います。

ですが、筆は一輪車と同じなので書かなければ忘れてしまいます。

たくさんの字の練習も大事です。それと同じくらい定期的な練習も大事です。
定期練習は署名に限定をして練習をする自宅の住所のみ練習をするといった個別の練習もおすすめです。

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