専門学校で履歴書の書き方講座開催

履歴書講座

先日、福岡の専門学校で「履歴書の書き方」をテーマにした講座を開催させて頂きました。

履歴書講座

同校でキャリア講座をされている先生とご縁があり、ご紹介頂き今年2月に学校を訪問。
次年度に予定して下さることが決まり、先日授業を開催させて頂きました。

私自身は普段は会社員として人事部門で採用に関わっており、また、書道や筆跡診断といった手書きの知識を生かして2011年頃から履歴書の書き方のポイントなどをお伝えしていたことから、もっと大勢の学生のみなさんのお役に立てないか…と考えていたため、非常にわくわくしておりました!

今回は、就職活動中の2年生と来年就職活動を予定している1年生にそれぞれに90分ずつ書道の経験と筆跡診断の知識に現役人事担当者の視点を盛り込んだ内容をお伝えさせて頂きました。

さて、ここまでお読みいただい皆様の中に、「今どき手書きの履歴書…?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

新型コロナウイルスの感染拡大以降、採用活動は確かにオンライン化が非常に加速しましたが、この1年は一部の官公庁などで履歴書やエントリーシートがPCから手書きに戻っていたり、人材紹介を利用する企業の中にも手書きの履歴書を求める企業が増えてきたという話をよく耳にします。

Withコロナの時代に入り、アナログ選考の必要性が見直されてきているのではないかと思います。
特に、職歴のない新卒採用ではアナログ選考で得られる情報は非常に貴重だと私も感じています。

学生のみなさんに向けて私がお伝えしたテーマは3つです。

  1. 採用担当者側の実情
  2. 手書きの履歴書の印象アップのポイント
  3. 手書きの字から個性を知る

手書きの履歴書と聞くと「きれいな字」を書かないといけないと思ってしまう方が多いのですが、書類選考をする中で思うのは、読みやすい履歴書の印象が良いということ。読みやすさの中にきれいな字も含まれますが、きれいな字だけが正解ではありません。そして、印象のよい履歴書ほど内容も充実していることが多く感じます。

履歴書やエントリーシートのの主役は内容です。

ですが、手書きの場合、パッと見の第一印象で「なんか読みづらそうだ」と感じてしまうとノイズが入ってしまい、内容に集中できなくなってしまいます。だからこそ第一印象をよくするための意識が大事なのです。

履歴書講座

よくお伝えする書き方のポイントに「『先生』や『親』が読みやすいと思う字の大きさで書くこと」があります。
企業では履歴書は様々な世代の方が読みますが、年齢が高くなればなるほど小さな大きさの字は読みづらくなっていきますので、適切な大きさは押さえておきたいポイントです。

履歴書の書き方に正解はありませんが、1つだけ正解があるとしたら読み手のことを意識しながら書くということはどの履歴書においても共通して言えることです。例でご紹介した字の大きさも全ては内容に集中してもらうための工夫でもあり、相手への配慮でもあると思います。

そんな内容を採用担当者の立場も生かしながら、前半はお伝えさせていただきました。

後半は「手書きの字から個性を知る」ということで筆跡診断そのものです。

筆跡診断は手書きの字から書き手の性格や行動傾向を分析するものです。
膨大な手書き(筆跡)のデータから特徴をまとめて体系化したものが筆跡診断です。

履歴書講座

私個人のお伺いした範囲になりますが手書きの履歴書を見たことのある採用担当者や経営者の方のほとんどが
手書きの履歴書には性格が表れると、共通して感じていらっしゃいました。
たくさんの履歴書をみて面接をされてきた経験から筆跡診断は知らなくとも手書きの字に性格が表れることを感じていて、その内容がそのまま筆跡診断に当てはまることも多いのです。

今回は授業の中で手書きの字を通じて改めて自分を知っていただきました。

自分とクラスメイトの字と比較などもしていただきましたが、
予想以上の盛り上がりで、とても楽しんでいただけたようでした。

講座後にアンケートをお願いしたところ、8割以上の学生から「これから就職活動を始める友人などにも勧めたい」と回答いただき「もっと早く聞きたかった」「就活前に知りたかった」といった感想もいただきました。

少しでも学生の皆さんの就職活動や今後の学生生活の力になれたら本当にうれしく思います。

貴重な授業の時間を割いて企画くださった学校関係者のみなさま、本当にありがとうございました。

「現役人事担当者が伝える手書きの履歴書の書き方講座」に興味のある方はこちらよりお問合せ下さい。

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