大人の遠足(書道店巡り)
私の書道講座では大人の遠足と題して書道店巡りを行っています。
写真は東京の浅草にある寶研堂さん。
私の講座のコンセプトは「自分自身で自立して名前が書けるようになる」です。
これ、私が先生から常々言われてきた言葉そのものです。私の師は、普通なら自分の方が先に筆を置くことになるから、それまでに自分自身で草稿から作って作品を手直しできるようになろうと、言われていました。
結局、2×6や2×8サイズの大きな作品は一人で書ききることができるレベルにはなれていませんが、自分で書けるようになることはとても大切だと痛感しています。
閑話休題。
私の講座では祝儀や香典のあて名書き、受付の署名など、社会人向けの実用書道に特化しているため「一定期間学んだあと教室を卒業して不自由なく書ける」ことが大事だと考えています。そのため、道具も自分で買うことができるようなるために、私がよく利用させていただいている書道用具店を定期的に回るツアーを開催しています。
私でも初めての書道店に入るときは緊張します。店員さんに質問をするにも、最初は何を聞いたらいいのか、どういう表現を使ったらいいのかもわからないと思います。大人版、初めてのおつかい、ではありませんが、ツアーをすることで、そういったことにもなれていただければと思って企画をしています。
単純に珍しさで参加する方や、ツアーの最後のご飯会が楽しみな方が大半な気がしていますが、書道の世界は非日常感があるようで、とても楽しんでいただけています。
東京に住んでいた頃、お伺いしたお店は
● 宝研堂さま
● 新宿キョー和さま
宝研堂さんへ行くといつも前回伺ったときのことを覚えていてくださって、こちらもうれしくなります。
毎回、筆を購入させていただいています。私は教室用に三五度の硯も購入しています。もともと生徒さんには二五度サイズを勧めていましたが、価格もほとんど同じで大きさが少し大きく磨りやすいとのことで勧めれての購入です。
キョー和さんでは、いつもよくしていただいている店員さんを紹介して、こちらでも筆を購入します。
なんやかんやで僕が一番楽しんでいるかもしれません。笑
定期的に開催していきたいですね。